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【編み物算数⑤】かぎ針を簡単に♬手編みのコスパを上げる「編み図の覚え方」

簡単なかぎ針の模様編みをしたいけど、編み図を読むのがムズカシイ!
模様編みの編み図を簡単に覚える方法はないかな?
小物ばかり編むのは卒業したいけど、簡単な模様編みのセーターってあるかな?

そんな悩みをまとめて解決!
編み物を理屈で覚える「編み物算数」
今までの①~④をまとめてみました!
これを理解しちゃえば・・・!
編み物の幅が一気に広がりますよ♫

編み物算数 » 手編みコスパルカ☆ (itokichi-style.com)

PDFにもまとめていますので、プリントアウトしていただいてもOKです!
URLは消さないでくださいね。

かぎ針編みの編み図を簡単に理解できる!

1.「こま編み」1個分は正方形

「こま編み」は、たてよこ同じ大きさの正方形とざっくり考えます。
次の段に立ち上がるための「立ち上がり目」の「くさり編み」と、土台になる作り目の「くさり編み」がある場合でも、その「くさり編み」はカウントしません。
なので、「こま編み」1個分の大きさを(正方形の四角)として、下記の編み図は1段目も2段目も3段目以降も、「こま編み」10個分と、ざっくりとらえてしまいます。

2.「なが編み」は「こま編み」3個分の長方形

1.と同じ要領で、「なが編み」は「こま編み」3個分の長方形とざっくり覚えてしまいます。
「なが編み」の場合は、「立ち上がり目」の「くさり編み」3個分は「なが編み」1個分となります。
土台になる作り目の「くさり編み」は「こま編み」同様、カウントしません。
下記の編み図を「こま編み」1個分の正方形を基準として大きさを考えてみます。

3.模様編みへの応用【松編み】

1と2から、「こま編み」1個分の正方形が■■■3個集まれば「なが編み」1個に変換できることになります。
これを応用したものが「模様編み」だと考えれば、模様編みの理解が簡単になります。

上の図↑の点線で囲った部分は、「こま編み」1個分の正方形が4個分になります。
「松編み」は左右対称になっているので、横はその倍の8個分で模様が出来ていますが、端の目は隣の模様と共用しているので、実際には7個分です。
平面で編むときには「1模様7目×模様の個数+1目」必要になってきます。
模様の端が隣の模様と共用している「模様編み」についてその役割が、建物の「柱」に似ているので、私は「柱の模様」と呼んでいます。

【模様編みについて】
編み物の模様は、同じ図形の繰り返しによってできる幾何学模様が基本です。
「こま編み」と「なが編み」をつないだり、高さにつなげたり、なにもない場所を作ったりするのに「くさり編み」が用いられます。
「中長編み」や「長長編み」などは、徐々に大きくしたい時など、模様のつじつまを合わせるときに用いられることが多いです。

編み図が簡単に理解できるから、覚えるのもカンタン♪

4.各段ごとの「頭」の数があっていれば、簡単な模様編み

「模様編み」の多くは各段の目数は同じです。
複雑そうに見える模様でも、「こま編み」1個分の大きさを基準に考えれば、目数が同じであることが早く見分けられて、模様編みへの理解が早くできます。
たとえば、「なが編み」の数が増えていてもその分「くさり編み」が減っていたり、その逆もあります。
縦ではが1個分だったり、3個分だったり複雑に変化していても、横での数が常に同じであれば、たいていの模様編みは編み進めるうちに高さがそろってきます。
1つの模様が出来上がるまでに段数を多く必要とするものを、セーターなど曲線が編地に使用する場合は、目立つ箇所で模様が途切れないようにするなど、注意が必要です

5.縦と横を変換【模様編みへの応用】

「こま編み」■■■3個集まれば「なが編み」1個になります。
模様編みの中には「なが編み」がパタンと横に倒れている模様もありますが、これもを基準に考えればわかりやすいと思います。
先ほど説明した「松編み」もそうですね。
「こま編み」1個分の目を2つ飛ばして、3つ目に「なが編み」の頭の場所になっていると思います。
(「なが編み」を編みつけた場所を1として4つ目に細編みなどで下の段に編みつける)。
そうなっていない場合、その段では目数が変わってきて、その箇所には「穴」があくような模様の場合があります。(次の項で説明します。)

簡単な模様編みを、ためし編みする前に見つけられちゃう!!

6.各段で目数が違う場合【1模様出来上がると同じ目数】

各段ごとに目数が違う場合はちょっと複雑ですが、
1模様出来上がると同じ目数のものは「ななめ」の要素が出てきているだけなので、
模様を編むこと自体は最終的にはそんなに難しくないです。
編み進めれば四角くなるものが多いです。
ただ、セーターなど曲線が入ってくるものへ応用するのは結構むずかしいです。

7.各段で目数が違う場合【分散増減】

完成する形が、円や扇形になる場合、各段や各模様ごとに目数が増減します。
「編み物ならでは」の技法です。
作図するのは結構むずかしいですが、編み図通りに編むのは増し目の場所を確認して編めばそんなに難しくありません。

「編み物算数」でも『円」の考え方をいずれ説明します。
円の増やし目が簡単になるほか、帽子のブリムやセーターの丸ヨークなどの増やし目が理解できるようになります。

8.縦と横を変換【縁編みへの応用】

仕上げに「縁編み」を付ける場合、■を基準に考えればラクラク理解できます。

上の図↑のように、出来上がった編地を全部「こま編み」1個分の■正方形で考えれば、縁編みをした時のバランスがわかりやすくなってきます。

【カドについて】…黄色いの箇所
平面に編む場合、カドが「こま編み」なら、5目に増やしますが、次の次の段の■の数を考えれば、次の段で「頭」が5個必要になるのがわかってきますね。

【セーター等仕上げの縁編みについて】
縁編みの模様の数と、■の数が合わない場合、できるだけバランスよく数のつじつまを合わせます。
カドでつじつま合わせるよりも、中ほどで調整しておいてほうがきれいに仕上がります。
最初から数が合わないとわかっていれば、編み針の号数などでも調整できるので、仕上がりに差が出てきます。 

この記事が一緒に編み物を楽しめる「力」と「知恵」になれますように!

私の編み物の師匠との雑談の中に、本当にいろいろな「知恵」をいただきました。
師匠は、「編み物という文化を継承してくれる人には何でも教えてあげる」を言ってくださいました。
私も、そんな人物になれたらなぁ、という願いを込めてこの記事を読んでくださるすべての方に送ります。

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