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15模様の丸ヨークのセーターの編み方①「用意するもの」と「ざっくり説明」

上の写真のセーターの編み方の解説記事です。

丸ヨークの増やし目の場所が覚えやすく均一なので

あっ、増やし目忘れてた・・・💦

とか

あぁぁぁー、増やしすぎ・・・

とかいう失敗が防げます!

自分の好きな模様や毛糸でアレンジしたり、大きさの変更も簡単ですよ✨

この記事では、全体的な編み方の流れを説明します。

用意するもの

絶対必要なモノ
  • 中細毛糸3色(ベース色・差し色1・差し色2
  • かぎ針
あった方が良いモノ
  • 糸きりハサミ
  • 段数マーカー
  • とじ針
  • あみもの用待ち針
  • アイロン台、アイロン、フォークピン

お好きな中細毛糸3色 (ベース色・差し色1・差し色2 )

お好きな中細毛糸を適量ご用意ください。

・・・。

えっ 💦適量?具体的に何玉?

ですよね・・・💦

しかし、作る作品のサイズや選んだ糸などによって違うので「何玉です。」っていうのは言えないんです・・・。

もちろん、多めに用意するのが安心です。

多めって言ってもどのくらい?

ってなりますよね・・・💦

多めに用意しすぎて、中途半端な量の糸が増えすぎても困りますし・・・。
参考までに、この作品の使用量を紹介します。

記事内では、途中で糸が足りないとわかった時の私の対処法も紹介します。

画像の作品の使用量
  • 【サイズ】子ども用(140センチサイズ)の子ども用
  • 【使用糸】50gで約200mの毛糸玉のモノ
  • 【使用量】
    • 若草色…7玉
    • 桑の実色…2玉
    • 柿色…1玉

大人用なら同じ毛糸で下記くらいかなぁ?と思います。

大人用ならこのくらいかな・・・?
ベース色(若草色)8~10玉
差し色1(桑の実色)1~2玉
差し色2(樺色)1~2玉

↓使用した糸はこちらの記事で紹介しています↓
セール買いのストック毛糸で良い感じのセーターが編めたよ☆

かぎ針

毛糸の太さに合った編みやすいもの

この作品では、
・作り目は5号針
・編地は3号針

で編んでいます。

両かぎ針なら1本あればどこででも編めちゃう💕

実際、私もプチバッグに編み針と毛糸を入れて持ち歩き
・病院の待合室
・塾やスポ少の待ち時間
・会社の昼休み
などで編んでいます。

糸きりハサミ

毛糸を切ることが出来るものなら何でもよいです。

児童用のカットハサミでもよいので、小さくて安全なものがおススメです。

そのほかの道具

下記記事が参考になれば・・・、と思います。

お道具集 | 手編みコスパルカ☆ (itokichi-style.com)

編み方の流れ・・・ざっくりした説明

具体的な編み方の前に、まずざっくりとした流れを説明します。

手順① 試し編み

キッチリとしたゲージは取りませんが、試し編みはします。

その目的は・・・

①模様編みの確認・練習
②選んだ糸の配色の確認
③増し目の方法や場所の確認
④編地の大きさの確認(ゲージの変わりに)
⑤糸の使用量の確認

模様編みの本から好きな模様を選んでデザインしていくわけですが、まるっきり同じ編み方では上手くいかないことが多いです。

実際今回のセーターも、模様編みの本から選んだ模様を

  • 毛糸との相性
  • 模様同士の相性
  • 編む方向の確認(往復編み・ぐるぐる編み)
  • 増やし目をした場合の印象の変化
  • きれいに見える増やし目の場所

など確認するため、いろいろなパターンで何回も試し編みをしました。
結果、この作品も模様編集からそのままではなく アレンジを加えてます。

手順② 丸ヨークを編む

まず最初に丸ヨークから編みます。

まず、首回りに必要な長さのをくさり編みで編みます。
それを作り目にして、増やし目をしながら、肩→胸と編んでいきます。

丸ヨークが、袖山を兼ねますので二の腕・胸あたりまで編めたら丸ヨークが完成です。

丸ヨークから最初に編む目的

作品のイメージや大きさを決める大事な場所なので最初に編む

失敗しても傷が浅い( ´艸`)

かぎ針で編むので、試着して大きさやイメージを確認しながら編み進めることができます!!

この丸ヨークの編み方の特徴とその効果

特徴① 首元から編み始めている
 →早めに失敗に気づける

特徴② 15個の模様になっている
 →増やし目の場所が覚えやすい

特徴③ 表(オモテ)を見ながらぐるぐると輪に編んでいる(往復編みでない)
 →模様編みが編みやすい
 →増やし目を忘れたのに早く気づける

特徴④ 模様ごとに1目づつ増やして、3段に一度増やし目をしない段がある
 →増やし目をしたことに早く気づける

特徴⑤ 前後も左右も対象に編んでいる
 →増やし目の場所が覚えやすい

実は難点もあって、

この丸ヨークの編み方の難点

難点① ぐるぐると輪に編むので模様編みがらせん状に回転してくる。
 →ほんの少しずれて微妙に回転するのです( ;∀;)

難点② 前後も左右も対象なので、身ごろを編む時に調整しなくてはならない
 上から人の身体を見たとき、多くの人のざっくりとした形は「楕円」です。
 →この方法では「円」に編みあがります。
 →多くの場合、調整が必要になってきます。

身ごろを編む段階では、これらを解決しながら編みます。

↓作り目のくさり編みを数えるのが大変💦って方はこちらの小技を試してみてください。↓
「くさり編みを数えるの大変っ」に朗報!1段目を楽にする方法も!

手順③ 丸ヨークにアイロンをかける

丸ヨークが完成したら、次はアイロンです。

ぐるぐると輪に編んでいくので、セーターが仕上がってからではきれいにアイロンがかけられません。
作品のイメージを決める大事な部分ですので、この段階できれいにアイロンをかけます。

ついでに、編地の歪み(難点①)も調整します。

調整方法の動画を載せておきます。

手順④ 丸ヨークをパーツ分けし、前後差・楕円形への調整部分を編む

出来上がった丸ヨークを

  • 前身ごろ
  • 後ろ身ごろ
  • 右袖
  • 左袖

とパーツ分けをしていきます。
模様の配置のおおよその目安は下記のとおりです。

丸ヨークのパーツ分け(模様の配置)
  • 身ごろ:各4.5模様程度
  • 袖:各3模様程度

※前後左右対称になるように配置してください。

パーツ分けの動画を載せます。

前後差について

出来上がった丸ヨークのまま身ごろを編むと、首回りは・・・
・ノド元が窮屈
・背中側は下がり過ぎている
セーターになります。

Tシャツなどの首回りも、前側の空きが大きいのが多いですよね。
なので、丸ヨークを前みごろ側にずらすために後ろ側の段を多く編みます。

楕円形への調整について

この丸ヨークの特徴である
難点② 前後も左右も対象なので、身ごろを編む時に調整しなくてはならない
の解消が必要です。

上から人の身体を見たとき、多くの人のざっくりとした形は
肩側に細長い「楕円」です。

なので
腕側は丸いままでOK!ですが、
背中とおなかは直線に近づけたいです。

そのため、本格的に身ごろを編み始める前に
身ごろに少し編み足します。

手順⑤身ごろを途中まで編む

ここまで編み終わったら試着必須です!

試着して確認すること
  • 首回り
  • 腕回り
  • 大きさ
  • デザインイメージ

これらがOKで、問題なければ、身ごろを編み進めます!

ここから先は
着用できないほどの大きな失敗は起きないはずです。

この後に、もしかしたら起こるかもしれない失敗は・・・

・毛糸が足りない事件
・セーターに近づいてきたら(面積が大きくなったら)思ってたイメージと違う事件

です。

この事件に備えるため、身ごろはおへそくらいまででいったん休憩します。

手順⑥ 袖を途中まで編む

袖は左右交互に途中まで編みます。

途中までの理由

①減らし目の割合が左右で同じになるように編みながら確認するため
②毛糸の残量の確認のため
③作品のイメージの確認のため

こちらも大きな失敗をしないために、用心して途中まででいったん休憩します。

手順⑦ (襟)首元を編む

この段階で襟(首元)を編む理由

①袖丈、着丈のジャストサイズの確認
②編地の重さによる伸び具合の確認

この段階で、首元を仕上げてしまうと「着丈」「袖丈」の決定がラクになります。
首元は作品の雰囲気を決める部分でもあるので、早めに編んでしまいます。

思うデザインと違った場合のリカバリーも早めにできます。

この作品の場合、懸念した2つの事件が起きました。

あぁ—–💦

失敗フラグが立ちました💦

フラグ① 若草色の毛糸が足りないかも・・・💦。
フラグ② 配色が下過ぎ!丸ヨークが間延びした印象になってる・・・💦。

身ごろは3色の糸を均等に使おうと思っていたのですが、
デザイン的に気に入らなかったので、若草色メインにしました。

結果、毛糸が足りません💦

フラグ①の解決策

・若草色の毛糸を追加注文した。
・身ごろを先に仕上げた。

現存する毛糸でよかったー💕
もしも同じ毛糸が無かったら、「袖を無くそう」と思っていました。

フラグ②の解決策

重心を上に持っていくため・・・

  • 襟(首回り)配色を多くした。
  • 襟の編地を厚くした。
  • 飾り(ループ)を付けた

予想以上に上手くいきました💕

手順⑧ 袖、身ごろを編み上げる

毛糸の残量も、デザイン的にも問題がなければ
たんたんと編み進めるだけです。

ここまでくれば、完成は目前です✨

手順⑨ 袖先・すそを編む。

試着してみて、着丈袖丈が良いようなら
袖先・すその模様編みをします。

自分の好きなバランスを、着丈袖丈を見ながら編んでください。

長さもOKなら
とりあえず「完成✨」

と思いきや、あとひと手間頑張ってください。

手順⑩ 糸の始末、仕上げ

糸の始末をし、スチームアイロンで仕上げをする。 

糸の始末・・・、意外と手間がかかりますが丁寧に頑張りましょう。

↓糸通しの小技です↓
毛糸をとじ針に通す方法【動画あり】~道具を使わなくてもできる~

使用する糸の種類や状態、編んだ作品の用途によっては水通しをおすすめしますが、基本的にはスチームアイロンでも充分仕上げになります。

逆に言えば、編みっぱなしよりもスチームアイロン仕上げくらいはした方が 目が整って仕上がりが綺麗になります。

チェック段階で糸が足りそうにない場合

同じ毛糸が注文できる場合

追加注文するとLot番号の違いによる多少の色の違いが出る時があります。

身ごろなど広い場所での途中で切り替えると多少の色変化でも目立つので
袖は追加注文分で編むなどの計画性が必要です。

廃盤していて、追加の糸が注文できない場合

配色計画に変更が必要になってきます。

私がよくやる方法は
  • 袖先やすそにも配色を持ってくる
  • 袖は別の色で編む
  • 袖丈を変更する(半袖・七分袖等)

などです。

思っていたのとは違ってもいい感じに出来上がればOK!
って感じで配色計画の変更を楽しむしかないっす。

※首元や袖先の配色は大事なので、残量0になる前にデザインの変更をした方が良いです。

この記事が一緒に編み物を楽しめる「力」になれますように!

今回使用した糸は昔々に買った糸です。
押し入れの中、昔買った糸、多すぎです!
昔買った糸って、色がやっぱり「昔」。

いろいろ試し編みしてみて着物配色の「NEO昭和感」の配色を見つけました✨。

ところが!編み進めて糸が足りないではあーりませんか💦
ベース色は、ダイヤ毛糸さんの毛糸でした。
追加発注できるか調べてみたら、同じ色番 まだありましたーっ💕
追加発注してみたらLotによる色違いなど全く気になりません💕

ダイヤ毛糸さん、さすがです。
きっと老舗の職人さんたちのこだわりどころなんでしょう・・・💕
と、勝手に思いを馳せました。

助かりました!ありがとうございましたm(__)m。

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