レシピ~作り方紹介~

【PDFあり】手編みの帽子を簡単に!糸を変えればオールシーズン編める!【手編みのキャスケット】の作り方

投稿日:2021年2月21日 更新日:

かぎ針編みで手編みの帽子を編んで失敗した経験のある方向け

頑張ったのに、なんとなく気に入らない手編みの帽子を作ってしまったことはありませんか?

  • おしゃれな帽子を手編みしたいけど、サイズ調整が難しそう。
  • 手持ちの毛糸を利用して、おしゃれな手編みの帽子を作りたい。
  • 難しい計算をしないで、ぴったりサイズの手編みの帽子を作りたい。
  • 簡単だけど、簡単そうに見えない手編みの帽子を作りたい。
  • サイズ違いでさりげなくおそろいの帽子を編んでみたい。

こんな悩みを全部解決して、おしゃれな手編みの帽子を編めるので超おすすめです!!

↓PDFはこちらから↓
松編みのキャスケットの作り方 ざっくり

簡単!手編みの帽子の作り方:ざっくり説明

大きく分けて5工程の作業となります。

1.腰の部分を編む

作り目の鎖編みをできるだけ少なくできるように、細編みの往復編みで細長く編みます。

【コスパ向上ポイント】

→「鎖編みを数える」「作り目を拾って一段目を編む」「ゲージを作って実寸と合わせるよう目数を調整する」という作業をかなり省略できるので時短になります!

2.クラウンの部分を編む

  • 1.で作った腰の部分に、模様編みの作り目を編みつける。
  • 全体を6等分にし印をつける。

【コスパ向上ポイント】

→「増減の均等割り計算」「全体のバランス確認」作業が簡単になります。

3.腰の部分に縁編みをする。

【コスパ向上ポイント】

→縁編みをすることで、「一つ上の仕上がり」を目指せる

→同時にブリムの作り目を編める。

4.ブリムを編む

【コスパ向上ポイント】

→ブリムを付けると「ニット帽」より高そうに見える。

5.ブリムの縁編みをする

【コスパ向上ポイント】

→縁編みをすることで、「一つ上の仕上がり」を目指せる

簡単!手編みの帽子の作り方:【用意するもの】

●毛糸

使用編み針の目安が、かぎ針8号針くらいの毛糸。(極太):適量

…100均のダイソーさんでいうと、メランジくらいの太さです。

メランジの場合3玉くらい必要です。2玉でも足りますが、ブリム部分は2本どりにする場合など、3玉あった方が安心です。

●編み針

かぎ針:7号針、5号針(目安です)

…サイズを決める「腰」の部分は固めにかっちりと編みたいので、毛糸の帯に載っている標準の号数よりも2~3号小さいもので編みます。

模様編み部分も風合いを保ちつつ少し硬めに編みます。

好みや、手の癖によって調整してください。

私個人の経験によると、キャスケットは少し硬めに編んだ方が、型崩れがしにくいように思います。

●その他

段数マーカー、メジャー、とじ針

…段数マーカーは印を付けられれば良いので、毛糸の切れ端などで印をつけても構いません。

とじ針は糸端の始末等に必要です。

作り方:1.腰の部分を編む

(1)7号針で作り目の鎖編みを5目編む。

(2)5号針に変えて立ち上がり用の鎖目を1目編む。

(3)細編みを5目編む(細編み1段目終了)。

(4)立ち上がり用の鎖編みを1目編み、編地をひっくり返して細編み2段目を5目編む。

(5)(4)の作業を繰り返し、着用する人の頭のサイズぴったりなるまで編む。

(6)編みはじめの糸端と同じ側に糸があるところで編み終わる。

(7)作り目の鎖編みと、最終段の細編みを、引き抜き編みでとじる。(このまま続けて編むので、この時糸は切らない。)

【コスパ向上ポイント】

  • 通常なら、ぴったりサイズを作ろうと思うと細編みのゲージをとって目数を計算する必要がありますが、編地を横にすることでゲージをとらなくてもぴったりサイズに編むことが出来ます!
  • 作り目の鎖編みを数えるのって意外と大変。しかも間違えやすいです。この方法なら鎖編みが5目しかないので数えるのも楽です!
  • 作り目の鎖編みを数えるのって意外と大変。しかも間違えやすいです。この方法なら鎖編みが5目しかないので数えるのも楽です!
  • 鎖編みの裏山を拾って一段目を編むのも意外と大変。リズムよく編めるようになるのはかなりの経験が必要ですが、5目分しかないので簡単です。

作り方:2.クラウンの部分を編む

【1で編んだ「腰」の部分に模様編み用の作り目を編みつける】

(1)とじたほうを内側にし、オモテを見て、鎖編み一目で立ち上がる。

(2)すぐ横の目に細編みを一目編む。

(3)鎖編みを2目編む。

(4)「腰」部分の細編み2段の真ん中(出っ張っている方)に細編みを1目編む。

(5)(3)と(4)を繰り返し1周する。

(6)(2)の細編みに引き抜いてとじる。

【「腰」の部分を6等分にする】

(7)腰の部分を適当に6等分し、段数マーカーで印をつける。

  • 細編みの部分に印をつける
  • この時、1-(7)でとじた所を後ろ中心にする。
  • (とじた箇所をどこに持ってくるかは、デザインによって、変更してください)

【印と印の間に松編みを3模様入れる:模様編み1段目】

(8)鎖編み一目で立ち上がり、2-(7)の引き抜いてとじた目の横の2-(3)で作ったつくった鎖編み2目のところに、[細編み1目]を編みつける。

(9)バランスを見て、その横(or横の横)の鎖編み2目に[長編み5目]を編みつける。

(10)印の右上の作り目:鎖編み2目に[細編み1目]を編みつける。

(11)次の6等分の印と印の間に、松編みを3模様入れる。バランスを見ながら、作り目の鎖編みを時々とばして編んでいく。

(12)1周して最初の6等分のところまで来たら、残りの2模様を入れて最初の[細編み1目]にとじる。

↓模様編みの「松編み」についてはこちらで紹介しています。↓

↓PDFはこちらから↓
PDF:1-4松編みの覚え方

【模様編み2段目】

(13)1段目の最初の[細編み1目]の上に鎖編みを3目編む。

※この鎖編み3目が[長編み5目]の真ん中の長編みの代わりになる

(14)同じ目に長編みを2目編む。

(15)模様編み1段目の[長編み5目]の真ん中の長編みの上に[細編み1目]を編む。

(16)[細編み1目]の上に[長編み5目]を編む。

(17)(15)(16)を繰り返して一周したら(13)と同じ場所に残りの[長編み2目]を編み、模様編み2段目をとじる。

↓[鎖編み3目]が[長編み1目]と同じ役割なのはこちらで説明しています↓

↓PDFはこちらから↓
PDF:1-4松編みの覚え方

【模様編み3段目】

(18)今度は鎖編み1目で立ち上がり、下の段の鎖編み3目の上に細編みを1目編む。

(19)2段目と同じ要領で、松編みを編んでいく。

【目数を減らしていく】

(20)松編みが9センチくらい編めたら、印の上が[長編み5目]の段で、[長編み5目]を[長編み3目]にする。(着用する人の頭の大きさや、仕上がりデザインの好みで8~10センチくらいで調整してください)

(21)その上の段では、(20)[長編み3目]の上の[細編み1目]両隣も[長編み3目]にする。

(22)その上の段で、[細編み1目]を編むとき、(21)の[長編み3目]を両方の真ん中の長編みを拾って2目分を一気に引き抜く。

(23)次の段はそのままの目数で編む。(大きさを見て調整する)

(24)その次の段では[長編み5目]をすべて[長編み3目]にする。

  • [立ち上がりの鎖編み3目+長編み1目]→
  • [細編み1目]→[長編み3目]→の繰り返し→
  • [長編み1目+立ち上がりの鎖目に引き抜いいてとじる]

(25)[立ち上がりの鎖編み1目+細編み1目]+[長編み5目]で松編みを6模様に減らす。全ての細編みの時、[長編み3目]の真ん中の長編みを2つ拾って、2目分を一気に引き抜く。

(26)その次の段では[長編み5目]をすべて[長編み3目]にする。

  • [立ち上がりの鎖編み3目+長編み1目]→
  • [細編み1目]→[長編み3目]→の繰り返し→
  • →[長編み1目+立ち上がりの鎖目に引き抜いいてとじる]

(27)[立ち上がりの鎖編み3目]→[細編み1目]→[長編み1目]で合計12目編む。

(28)糸を切って、かぎ針にかかっている輪に引き抜く。その糸を最終の12目を交互に差し、引っ張って穴をとじる。

【コスパ向上ポイント】

  • ぴったりサイズを仕上げてから、実物を6等分することで面倒な計算をしなくても「全体のバランス確認」「減らし目の均等割り」が簡単にできます。
  • 「松編み」という少し立体感のある模様編みを採用することで、ちょっとゴージャスな仕上がりになるような気がします…。(たぶん…、個人の感想ですっ)

作り方:3.腰の部分に縁編みをする。

「腰」の部分のクラウンを編んだ反対側の縁に、飾り編みを編みつける。

7号針で、ブリムを付ける位置から鎖編みを一目立ち上げて、その横に細編みを編みます。

[細編み1目]→[鎖編み1目]→の繰り返しで1周します。

※ブリムを付ける位置:6等分の前部分の印から後ろに向かって、「腰」の細編みの往復3つ目くらい。

(細編みの往復のへこんでいる方に細編みを編みつけた方がきれいに仕上がる気がします。)

【コスパ向上ポイント】

  • 縁編みを付けると一つ上の仕上がりになります。
  • この縁編みが、次に編むブリムの作り目になります。

作り方:4.ブリムを編む

「腰」の部分のクラウンを編んだ反対側の縁に、飾り編みを編みつける。

(1)もう一本糸をとり、2本どりにして鎖編みを1目編む。(7号針のまま)

(2)作り目が鎖編みの時は普通に細編みを編み、細編みの時はその細編みを垂直に拾って細編みを編む。(「腰」からブリムが庇のように垂直に出るように編んでいく。)

(3)反対側のブリムを付ける位置まで編む(細編みへの垂直に立ち上げる部分で終わる)

(4)ブリム2段目は立ち上がり用の鎖目のあと、一つ飛ばして次の細編みのところに編む。編み終わりも1目飛ばして最後の目に長編みを編む付ける(両脇で1目づつ減らす)

(5)ブリム3段目は、立ち上がりの鎖編み1目のあと、その横と横を2目一度で減らす。編み終わりは、2目1度の後最後から2番目を飛ばして最後の目は長編みを編む(両脇で2目づつ減らす)。6等分の印のところでは1目づつ増やす。

(6)ブリム4段目は、立ち上がりの鎖編み1目のあと、その横の目を編む。編み終わりは最後から2番目を飛ばして最後の目は長編みを編む。(両脇で1目づつ減らす)

(7)ブリム5段目は、立ち上がりの鎖編み1目のあと、その横と横を2目一度で減らす。編み終わりは、2目1度の後最後から2番目を飛ばして最後の目は長編みを編む(両脇で2目づつ減らす)。ブリムの真ん中のところで1目増やす。

(8)ブリム6段目は、立ち上がりの鎖編み1目のあと、その横の目を編む。編み終わりは最後から2番目を飛ばして最後の目は長編みを編む。(両脇で1目づつ減らす)

※ブリムの段数や幅やカーブは、全体のバランスをみて調整してください。

作り方:5.ブリムに縁編みをつけ、糸の始末をする。

(1)ブリムが最後まで編み終わったら、糸を切り引き抜く。糸端はかがりながら「腰」の部分まで持ってきてから切る。

(2)糸端の始末が終わってから、縁編みを編む。「腰」の部分の縁編みと同様に編む。※全体のバランスを見ながら、縁編みの締め具合で、よじれを調整する。

(3)縁編みが終わったら、すべての糸端の始末をして、仕上げアイロンをして出来上がり!

この記事が一緒に編み物を楽しめる「力」と「知恵」になれますように!

編み物歴は40年超!?(@_@;)

その間ずーっと「もっと楽にオリジナル作品を作ることは出来ないのかぁ」と思っていました。

挑戦しても思い通りの作品を作れずたくさん失敗してきました。

編み物教室に通ったり、通信教育を受けたりして少しづつ製図やゲージからの割り出しもできるようになってきました。

最近になって、「編み物も図形問題だ!」と理系的にとらえるようにしてみたら、いろいろな計算が簡単だったことに気づきました。

よりわかりやすくするために、動画にも挑戦してみましたので、動画編集できるようになったらYouTubeデビュー予定です。その際はご覧いただけると喜びます。

私の編み物の師匠との雑談の中に、本当にいろいろな「知恵」をいただきました。師匠は、「編み物という文化を継承してくれる人には何でも教えてあげる」を言ってくださいました。私も、そんな人物になれたらなぁ、という願いを込めてこの記事を読んでくださるすべての方に送ります。

-レシピ~作り方紹介~
-

執筆者: