PR

【編み物算数⑥】超簡単!かぎ針で円を編む方法~編み図不要だよ✨動画でも解説してます💪

「かぎ針で円を編む」

これが出来ると作品の幅が広がりますねー💕
コースターや、アクリルたわし、モチーフつなぎ、など可愛い作品には必須って言ってもよいくらい💕
でも、編み図を読むのがちょっと面倒ですね。
5段目くらいから、「ワケわかんない・・・💦」ってなりますね。
「今、何段目で何目編んだかな?」って、数えている時間がもったいないですよねー。
これじゃあ、手編みのコスパは上がりません💦

でも、コレ「小学校5年生の算数」で解決できますよ!
っていうか、それよりもカンタンなくらいです。

円の周囲の長さ=直径×3.14(円周率)
これを思い出してもらったら、編み図を見なくても編めるようになりますよ♪

結論だけ言いますと…

【円の編み方】
1段目:立ち上がりのくさり目の数×6
2段目以降:ひとつ前の段の段数と同じ目の数の中で、増やし目を1回する。

 →これから編むのが10段目なら、9目編む中で増やし目を1回して10目にする。
注意事項:半径が同じになるようにバランスよく増やし目を入れる

です。
これを理解しちゃえば、編み図なしで円が編めちゃいますよ!
算数的解説を含めてみっちり説明します!
さらっと、理解したい人はこちらの記事↓でどうぞ✨

【動画で解説✨円の編み方】『こま編み』でも『なが編み』でも✨編み図不要✨でドンと来い☆です

【円編みを動画で解説✨】小学校で「円」という図形を習いませんでしたか?「円周は半径×〇」ってやつです!!それをちょっと思い出すだけで、「円編み」は簡単にマスターできます。「こま編み10段」だって「なが編み」だってドンと来いです。また、縁飾りを編みたいのに1模様何目なら大丈夫か?なんて数えなくてもよいんです!!


これを書いている私の編み物歴は40年超!
面倒くさがりの編み物好きが災いして失敗多数!!(@_@;)
編み物って、「算数の図形問題」だと気づいてから、ずいぶん楽になったので
「編み物算数」シリーズで紹介していきたいと思います。

私について→自己紹介~いと基地Laboのブログについて~
編み物算数について→編み物算数について 「手編みのセーターを簡単にする方法」
私の失敗談💦→【実体験!】手編みのセーターで頑張ったのに失敗したこと~笑~

いつものようにPDFもあります。
プリントアウトも出来ますよ。(URLは消さないでくださいね)

円の外側の長さは円の直径の3倍くらいだよ

円周の長さ=直径×3.14(円周率:π)

円周の長さを求める公式です。
小学校では「円周の長さ=直径×3.14」で習います。
中学校では「円周=2πr」と習います。
「円周率」とか「公式」とかいう言葉だと難しそう💦ですが、要するに

「いろいろ試してみたら円の周りの長さは直径長さの3倍くらいだったよ✨」

って教えてくれているだけです💕。

「円の直径」は「円の半径」の2倍なので、ざっくりいえば

「円の周りの長さは半径の6倍くらい」

ってことです。

かぎ針編みでは、長さ単位を「cm」から「目」に置き換えて考えてみる♪

これを編み物に応用すると、
「これから編む段の頭の数」「円周」
「立ち上がりのくさり目の数」
「半径」

ってことになります。

円周を求める公式から考えてみると・・・
【半径】立ち上がりのくさり目の数×2【=直径】×3【円周率※】
ってことになるので・・・

かぎ針編みの「円の目の数」は
立ち上がりの「くさり編み」の目の数×6

これが答えなんですね~✨

「立ち上がりのくさり目の6倍の数の目の数が必要だよ✨」

ってだけなんです💕。
円の一番外側が「円周」なので、「目の数」は「編み目のの数」です。

※編み物の場合、糸や編地は伸縮するので、円周率は「3」で計算して大丈夫です。
よっぽど細い糸で、大きなものを編む場合(たとえばレース編みのテーブルクロス)や、
まったく伸縮しない糸や編地の場合は「3.14」で計算したほうがよいかもしれません。

【ちょっと復習】

「立ち上がりのくさり編み」や「編み目の頭」って何?
って方のために、ちょっと復習します。
編み物算数①~③より抜粋

【編み目の「頭」って何?】

編み目の「頭」とは次の段を編むとき土台となる部分のことで、「くさり編み」のような見た目になっています。

【「立ち上がり」の「くさり目」って何?】

「立ち上がりのくさり目」とは、次の段に編みあがるときに必要な高さを出す「くさり編み」のことです。
通常「なが編み」は3目、「こま編み」は1目です。

結局、円で編むときの目の数は何目なの?

では、実際に「こま編み」と「なが編み」の目数を計算してみましょう♪

「こま編み」1段目の場合:
「立ち上がりのくさり目」が「1目」なので、
【半径】1目×2【=直径】×3【円周率】
→【1×2×3=6】
→1段目は6目♫

「こま編み」3段目の場合:
立ち上がりのくさり目「1目」が「3段分」なので、
【半径】1目×3段×2【=直径】×3【円周率】
→【1×3×2×3=18】
→3段目は18目♫

「なが編み」1段目の場合:
「立ち上がりのくさり目」が「3目」なので、
【半径】3目×2【=直径】×3【円周率】
→【3×2×3=18】
→1段目は18目♫

こんな調子で計算すれば、「何段目に何目必要なのか」がすぐにわかります。
ちなみに、「こま編み」と「なが編み」は…

「こま編み」は「6の段」、「なが編み」は「18の段」の九九

になっています。
「こま編み」は毎段6目づつ、「長編み」は毎段18目づつ増えていきます。

目の数はわかったけど、何目増やせばよいの?

ここまでで、何段目に何目編めばよいのかは簡単に計算できることがわかりました!
とはいえ、実際に編むときは、何目あたりに何目増やせばよいかが重要ですよね?

結論から言ってしまうと・・・

【2段目以降の増やし目】
ひとつ前の段の段数と同じ目の数の中で、増やし目を1回する。
→これから編むのが10段目なら、9目編む中で増やし目を1回して10目にする。

ことになります。
これには「比例」と「反比例」の考え方が出てきます。
ちょっと難しそうな気がしますよね💦
でも、編み物算数は難しく考えなくても大丈夫です✨

最初に掛け算を習った時を思い出してみてほしいのです。
小学2年生です✨

「掛け算」って「足し算」の繰り返し

って、習いませんでした?
例えば・・・
【足し算】6+6+6+6=24
【掛け算】6×4=24

「6」を4回足すことを掛け算で表しているんですね♪

前の項で、円に編むときの目数の計算方法は
「立ち上がり目の数」×6
だと説明しましたが、
この「立ち上がりの目の数」は、同じ編み方で編むなら
「1段ごとの立ち上がりの目の数」×「段数」
になります。
「なが編み」の5段目なら
立ち上がり3目×6×5段分=90目
つまりこれは
【掛け算】18×5=90
【足し算】18+18+18+18+18=90

何が言いたいのかというと・・・、

1段目の目数」が「段数」と同じ回数だけ足されている

ってことです。
これを図で表してみます。
1段目の目数をピンクの長四角で表します。

これが「目の数が段数に比例している」ってことです✨

ここからが本題で、実際に編むときに必要なのは・・・
今から編む段は、何目編んだら何目増やしたらよいのか?
の求め方です。
これは「段数に反比例」します。

大丈夫✨ 小学3年生で習う分数が基本です💕

これも図で表してみますね。
1段目の目数をピンクの長四角
増やす目数を黄色の長四角で表します。

黄色の長四角
段数分の1
になっているがわかりますでしょうか?

2段目なら→1/2
3段目なら→1/3

そして、この黄色の四角はそのまま
増やし目をする場所となります。
2段目では1目を2目に
3段目では2目を3目に
7段目なら6目を1目に、増やします。

つまり・・・!

ひとつ前の段の段数と同じ目の数の中で、増やし目を1回する。

これは「こま編み」だろうが「なが編み」だろうが
同じ編み方なら同じなんです。

【段ごとの目の数の増え方】

こま編みなが編み
段数【半径
立ち上がりの

目の数
【円周
その段の
目の数
半径
立ち上がりの目の数
円周
その段の
目の数
前の段の
何倍の目数か?
何目を何目に
増やすのか?
116318 ― ―
22126362/1倍毎目増やす
33189543/2倍2目を3目にする
442412724/3倍3目を4目にする
553015905/4倍4目を5目にする
6636181086/5倍5目を6目にする
7742211267/6倍6目を7目にする
8848241448/7倍7目を8目にする
9954271629/8倍8目を9目にする
1010603018010/9倍9目を10目にする

上の表は「こま編み」と「なが編み」の目の数の数の増え方をまとめたものです。
ここからもわかるとおり、「こま編み」でも「なが編み」でも「何目を何目に増やすのか?」は一定なのです。

かぎ針編みの「きれいな円の編み方」

ここで、注意が必要なのが、
「増やし目をする場所を分散する」
ことです。

「円」という図形を考えてみましょう。
広辞苑の無料検索で調べました!
一平面上で、一定点(中心)から等距離(半径)にある点の軌跡。

なので、毎段同じ場所で増やし目をすると、
そこだけ半径の長さが変わってくるので、
前の段とはずらしながら分散して、バランスよく増やしましょう!

まとめ【編みながら動画で解説💪】

【円の編み方】
1段目:立ち上がりのくさり目の数×6
2段目以降:ひとつ前の段の段数と同じ目の数の中で、増やし目を1回する。

 →これから編むのが10段目なら、9目編む中で増やし目を1回して10目にする。
注意事項:半径が同じになるようにバランスよく増やし目を入れる

【円の編み方①】こま編みで4段目まで編んでいます。

基本的は円の考え方、編み方はここまでで説明しています。

【円の編み方②】こま編みで4段目から6段目を編んでいます。

目の数を、増やし目の割合を説明しています。4段目までと同じようなことを言っています。復習としてご覧ください。

この記事が一緒に編み物を楽しめる「知恵」と「力」になれますように!

証明問題風にしてしまいましたっ。
かえってややこしいかなぁ・・・。

でも、同じ編み方で編むのなら、基本は上の通りなのです。
私には、編み図で目を数えながら編むより、ラクでした!
子どものスポ少の待ち時間などの空き時間に、かぎ針と糸だけ持参して
「エコたわし」、「コースター」など、編んでました。

途中で、「こま編み」から「なが編み」に変更したり、
「シェル編み」などの模様編みが入ってきたとしても、
この「円」の基本を理解できていれば、難しくないですよ。

↓ポチっとしていただけると嬉しいです↓
(*^。^*)

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物(個人)へ

にほんブログ村


タイトルとURLをコピーしました