「編み物したい!」って気持ちが、育児の邪魔になってしまうことはありませんか?
🧶編み物したいのに「寝ない」
🧶編み物始めたとたんに、おひざにのってくる
🧶「○○ちゃんも、あみあみするぅ~(満面の笑顔)」
これらの子どもの行動に「イラッ」って来たら、ストレスサインですね。
そんな状態で編み始めたとしても、楽しめないですよね・・・💦
そんな時は「編み物が出てくる絵本」を読み聞かせすることをおすすめします。
編み物に関する絵本を一緒に読めば、子どもと一緒に楽しめますよー💕
そして、子どもも 編み物をする「私」のことを理解できるので、うれしい様子です。
そんな子どもの姿を見るとさらに癒されるので、編み物できる状況になったとき、さらに楽しく幸せを感じられますよ。
この記事を書いている私の編み物歴は40年超。
仕事・家事・育児の中でも、編み続けています。
もちろん、
「せっかく編み始めたのに~っ!!」
ってイライラ、経験済みです。
どうせ編むなら、幸せな編み物をしてほしいので、子どもと一緒に楽しめる絵本を紹介します!
育児に編み物の癒しを📕【ニットさん】
ニットさん、素敵すぎです。
メリヤス編みで何でも編んじゃうんです💕
「何でも」がどんどんレベルアップして、どんどんスケールが大きくなっていきます!
でもニットさんにとって編み物は日常のひとコマでしかないんでしょうね(´∀`)
オノマトペも素敵です!
「シャカ シャカ シャカ」
「シャカ シャカ シャカ」
メリヤス編みって確かに「シャカ」「シャカ」「シャカ」ですね^_^
ニットさんはフランス式ですね。
上質な本物の毛糸を使った、ほんわかとやさしい出触りの手編みのセーターのような、
あったかーい気分になれる絵本です。
編み物したいけど出来ないイライラなんて、どこかに吹っ飛んで行きますよ🎶
子どもと一緒に癒されること間違いなし!デス。
育児ストレス解消に📕【しずかにあみものさせとくれー!】
こちらも簡単なストーリー仕立てになっていますが、「ニットさん」よりは少し複雑です。「おおきなかぶ」と同じ世代でしょうか。
読み聞かせなら2~3歳くらいから楽しめると思います。
しずかに あみもの させとくれー!
作: ベラ・ブロスゴル
訳: おびか ゆうこ
出版社:ほるぷ出版
ザ・心の叫び!
子どもに向けて直接言えないことを、絵本が代弁してくれます!
編み人は「おばあさん」です。
編み物させてくれない人物(?)が次々と登場し、おばあさんは静かに編める場所を求めて次々と移動します。
静かに編める場所は見つかるでしょうか?
何が編みあがるのでしょうか?
たんたんとした語り口調ではじまるお話ですが、タイトルと同じ「しずかにあみものさせとくれー!」のギャップが面白い♬。
「おばあさん」の表情の変化も見どころですよー!
文章中の「しずかにあみものさせとくれー」を、声に出すたびに、イライラが笑顔に変わって行きますよ🎶
何よりも自分の心の変化が面白いデス。
ストレス解消できること間違いなし!デス。
編み物を超える📕【クモバンバとぎんのくつした】
こちらは物語です。
少し長いので、読み聞かせで5歳くらいからだと思います。
自分で読むなら2~3年生くらいかな、と思います。
一気に対象年齢が上がってすみません💦
クモばんばとぎんのくつした
作・絵: 仁科 幸子
出版社: 偕成社
主人公はナメクジの「ニュッル」、編み人は「クモばんば」というクモのおばあ様です。
粋でやさしい、少し陰のありそうな「クモばんば」は、アニメ化されるとしたらぜひ声優はキムラ緑子さんにやってほしいところです。
「クモばんば」の編み物はシェトランドレースのように繊細な出来上がりです。
その作品たちは…、糸の「製造」も「染色」も「編み物」も「販売」も、ぜーんぶ「クモばんば」がやっています。
「クモばんば」の作品へのこだわりも素敵ですよー♪
主人公の「ニュッル」は繊細な性格のナメクジの子どもです。
「繊細さんの本」という本が話題になりましたが、「ニュッル」も「繊細さん」な雰囲気です。
というと、湿っぽいお話かのようですが、
「クモばんば」のキャラのお陰で、つらい気持ちになることなく読み進められます。
あまりネタバレしたくないので これ以上かけないのですが、
編み物に関係なく 子どもへの読み聞かせをきっかけに ぜひ読んでもらいたい本です。
シリアスになることなく、自分の大切さに気付けマス!
セーターの秘密📕【火曜日のごちそうはヒキガエル】
こちらも物語です。
読み聞かせで5歳くらいからだと思います。
自分で読むなら2~3年生くらいかな、と思います。
火曜日のごちそうはヒキガエル
作: ラッセル・E・エリクソン
絵: ローレンス・ディ・フィオリ
訳: 佐藤 涼子
出版社: 評論社
ヒキガエルの兄弟、ウォートンとモートンの物語「ヒキガエルとんだ大冒険」シリーズの第1作です。
推薦図書にも何度も選ばれているのでご存知の方も多いと思います。
読書感想文の宿題のため、私も子どもの頃にも読みました。
当時「ヒキガエル」を飼っていた (!!)のと、衝撃的なタイトルにひかれたので選んだ覚えがあります。
ハラハラドキドキの展開と、細やかな設定に引き込まれて夢中になって読みました。
編み物とは直接関係のないお話ですが、実は「セーター💕」が活躍するのです!!
本来ヒキガエルは冬眠中の「冬」に冒険するお話なので
「しっかり編み込んだセーターを3まい着て、その上にあつい上着を4枚着て」
冒険に出かけます。
記憶が確かではありませんが、私が子どものころに読んだときには
「目のつんだセーターを3枚着て、・・・」だったと思います。
物語の中ほど、主人公のウォートンがこのセーターをほどくシーンがあるのですが、
「青いセーター」をほどくと書いてあるではないですか!!
ガーンジーセーターですかねー?💕
「赤いトナカイを編み込んだ白いセーター」も出てきます。
カウチンセーターですかねー?💕
セーターが「毛糸」で出来ていること気づいてもらえマス!
編み物は冒険?📕【おばあさんの飛行機】
こちらも物語です。
読み聞かせで5歳くらいからだと思います。
自分で読むなら2~3年生くらいかな、と思います。
おばあさんの飛行機
作:佐藤 さとる
絵:村上 勉
出版社:偕成社
主人公は「おばあさん」。
編み人も「おばあさん」。
編み物名人の「おばあさん」による、「おばあさん」の冒険の物語が、なぜにこんなに奥深いのか・・・。
今回、この記事を書くにあたって、子どもにも何冊も読み聞かせしました。
正直、この本は私には面白いけど「子どもはおもしろくないだろうなぁ」と思っていました。
が、ふだん本を読まない息子が自発的に読んでいるではないですか!!
この本は、読み聞かせする前に熱中して読み終えていました。
しょうがないので一人で読んでみました。
「こりゃ、面白いわ」
人気のTV番組「アイ・アム・冒険少年|TBSテレビ」もびっくりする冒険っぷりです。
何冊か出ているようですが、紹介した本の絵の色合いが素敵です。
落ち着いていて粋な色遣いの絵も、セーターの参考にしたくなりますよー♪
子どもの想像力をかきたててくれること間違いなし!デス。
番外編:毛糸を大切に📕【セーターになりたかった毛糸玉】
こちらは小さな物語です。
読み聞かせで3~4歳くらいからだと思います。
自分で読むのは漢字あるので、2年生くらいかな、と思います。
セーターになりたかった毛糸玉
作:津田 直美
出版社:ブロンズ新社
編み人はこちらも「おばあさん」です。
「おばあさん」はきちんとゲージをとって、計算して製図してセーターを編める方のようです。
編み物が出てくるお話で、かたわらに自分で製図した編み図があることって、とても珍しいです。
計算した結果毛糸は10玉必要だったので、赤い毛糸を10玉買いました。
「おばあさん」が「おじいさん」のために編んだセーターは9玉で出来上がったので1玉余りました。
この1玉余った毛糸が主人公なのです。
タイトルの通り「セーターになりたかった」のに1玉余った毛糸の運命やいかに!?って感じの話です。
こ、心が痛い…💦
もしも、毛糸玉になりたいものがあったなら・・・
私の手元に来たかったかしら・・・?
せめて、大切に「お気に入りの1品」を作り上げる様に精進イタシマス。
と、反省した絵本でした。
自分が一玉の毛糸を大切に編みたくなること間違いなし!デス。
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