このサイトでは編み物の面倒な作業をできるだけ省略して、手編みのコスパを上げる方法を模索しています。
手編みで、オリジナルセーターなどを編み上げるには、私はネックから編むかぎ針編みをお勧めしています。
このカテゴリー「編み物算数」では、手編みの失敗を減らすため理屈で覚えておきたい「編み物に必要な数字」をまとめていきます。
これをマスターすれば・・・
♪模様編みの間違いを減らす
♪早くきれいに編める
↓
♪手早く素敵な作品ができる♪
のに役立ちます!
第3回目の今回は「細編み≒鎖編み」ということです。
「何のことだ?」と思われると思いますが
【細編みの「高さ」は鎖編みと等しいが、「幅」は等しくない】という内容です。
まだ、「何のことだ?」と思う方は
を合わせて見てみてくださいね。
各回ごとにPDFにまとめた資料も載せていますので、プリントアウトして見たい方は是非どうぞ。
「細編みの高さ=鎖編み1目」
細編みは長編みとは違い、「頭」と「足」に分けにくいです。長編みの頭部分だけでできているイメージです。
なので、立ち上がりが鎖編み1目だけでは、次の段を編むとき きれいに拾える場所がなくなるので、「横」では立ち上がり目を1目分とせずに、細編みを編みます。
編目記号で表すと↓このような感じです。
繰り返しになりますが、
【細編みの「高さ」は鎖編みと等しいが、「幅」は等しくない】ということです。
鎖編みの立ち上がりの目が2目でもよいのでは?
ここで、長編みと比べて考えて
「鎖編みの立ち上がりの目が2目でもよいのでは?」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言いますと「2目でもよいけど、1目のほうがよい」です。
編み物の失敗でとてもよくあるのが、
・立ち上がりの目を拾うのを忘れて、編み進めるとだんだん小さくなっていく。
・立ち上がりの目を拾ってしまって、編み進めるとだんだん大きくなっていく。
というものです。
この間違いをしなければ理屈的にはどちらでもよいのですが、立ち上がり1目のほうが「編みやすい」です。
編みやすさというのは、作品を作る上で一番大事な「美しい・かわいい・素敵」にもつながります。
では、長編みはどうでしょうか?
「細編みと同じように立ち上がり目にして、長編みを編めばよいのでは?」
と思われた方も多いのではないでしょうか?
編んでみました。
結論:美しくない
加えて、とても編みにくかったです。
編図記号で表すとこんな感じです。(段数省略しています。)
今回も、編み物算数の内容をまとめたPDFを付けています。
ご自由にプリントアウトして見てください。
(このサイトのURLは消さないでくださいね。)
1-3細編みは鎖編み1個分に近い
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