かぎ針で何かを編むとき、編み図など作り方の第1行目が
「①くさり編みの作り目を108目編みます。」
など、3桁になっていると数えるのが大変ではないですか?
くさり編みを拾って1段目を編むのって、
2段目以降を編むときとは比べ物にならないくらい編みにくいですよね?
模様編みなど、1段目で気づかずに、2段目で間違いに気づくとか…
悲しい出来事に出会ったことはありませんか?
1段目、細編みで108目頑張って編んだはずだったのに、
2段目で模様編みが始まったら「1目」足りないじゃん…((+_+))チーン
私はあります。
セーター、ストール、マーガレット、ショール。
華奢で繊細なものを編んでみよっかなーっ💖って、細い糸で編んでるときに起こります。
そんな私に朗報だったのが!
最初の動画で説明している、くさり編みを後からほどく方法です✨
これを書いている私の編み物歴は40年超!
面倒くさがりの編み物好きが災いして失敗多数!!(@_@;)
失敗から学んだことも多数(^^)!
私について→ | 自己紹介~いと基地Laboのブログについて~ |
編み物算数について→ | 編み物算数について 「手編みのセーターを簡単にする方法」 |
私の失敗談💦→ | 【実体験!】手編みのセーターで頑張ったのに失敗したこと~笑~ |
そんな私が、
かぎ針編みの1段目や2段目で失敗して、最初から編みなおさなくてもよい方法を紹介します!
くさり編みを数えるコツ① 印をつける!
当たり前の方法ですが、堅実です。
くさり編みを数えるときに10目ごとに「段数マーカー」で印をつけます。
ロック式なので便利です。
数えるときに「10目」「20目」「30目」と10目ごとに印をつけます。
コツは、段数マーカーのロックを先にすべて外して、段数マーカーのとがっているところで「裏山」を数えること。
「1.2.3…..10!」の「10」ですぐに編み目にさします。
10目数えるたびにロックを外していたのでは、どこが10目だったのかわからなくなってしまいます。
面倒くさいように思いますが、後から編みなおすことに比べたら、確実に数えるほうが断然段取りが良いです。
「段数マーカー」は、色々使えてとても便利なので買っておいて損はないです。
- 【段数マーカーの使い道いろいろ】
- 段数に印をつける
- 各パーツに合印をつける
- モチーフつなぎの待ち針の代用(抜け落ちないから便利)
- 目と段をはぐときになど、均等に割り付けたいときの印と待ち針の代用
くさり編みを数えるコツ② 数えない!?
細い糸になると、10目ごとに印をつけることも大変だったりします。
作り目のくさり編みは、本編みよりも大きいかぎ針で編むほうが後で編みやすいので、少し緩めに編んでいても細い糸だと数えにくいです。
モヘヤの毛糸や、太さに強弱のある糸、飾りのついた糸、、、数えにくいです。
こんな時は、くさり編みを多めに編んで後からほどく方法もあります。
ほどきにくい毛糸には向かないので、最初に10目くらい編んでほどいてみて、ちゃんとほどけるか確認しておいたほうが良いかも です。
◆くさり編みを多めに編んで後からほどく方法◆
【1】くさり編みを編み図の指示よりも多めに編む。
「108目」って書いてあったら、120目くらい編んじゃいます。
絶対「足りない」ってことがないくらい 編み過ぎておきます。
【2】1段目を編む。
この時模様編みなら、模様の数を数えれば数えやすいです。
模様編みでない場合も、「こま編み等を数える」ほうが「くさり編みを数える」よりは簡単です。
2段目以降が模様編みの場合は、模様編みから編み始めて1段目は後から編みつける方法もあります。
※1段目が逆方法に編むようになりますので、目立つ場合はお勧めできません。
セーターの袖や裾なら後から編みつけても目立たないことが多いです。
【3】余ったくさり編みをほどく。
動画も用意してみました。この記事の頭の動画です。
見えにくいと思いますが、少しでも何かの参考になればと載せました。
- ほどく箇所の終わりに段数マーカーをつける(ほどき過ぎを防ぐため)。
- 編みはじめの糸はしの結び目を引き抜いてほどく。
- 2個目3個目までは一目ずつほどく。
- 4個目の編み目では編み目の輪から引き抜いてほどく。
- 糸はしを引っ張ってほどきたいところ(印をつけたところ)までほどく。
- 輪に糸をとおして引き抜く(これ以上ほどけないようにする)。
- 段数マーカーをとり、結び目を整える。
ほどき過ぎるとせっかく編んだ編地が台無しになってしまうので、ほどき過ぎにはくれぐれも注意してください。
↓小ワザ集にも載せています↓
【小ワザ集】編み物のコスパ改善に役立つ小ワザを動画で解説してます!【随時更新】
1段目を編むのが『簡単になる』くさり編みのコツ
かぎ針編みでは、くさり編みから1段目を編むときに時間がかかります。
私は、1段目が一番面倒くさいって思っています。
「お気に入りを編むぞー!!」って、テンションマックスの時に編んでしまいたいです。
最初っから間違えてほどくのもイヤですっ!
なので、1段目がちょっと楽に編めるくさり編みの編み方を紹介します!
◆作り目のくさり編みを編むときのコツ◆
コツ① 編地を編むときのより少し大きい針で編む。
編地が5号針なら6号針で作り目のくさり編みを編みます。
3号針なら5号針で編みます。
立ち上がりのくさり編みから、本来の号数に戻します。
そうすると、少しい大きいくさり編みの裏山に少しい小さい号数の針を通すので少しラクに編めます。
作り目が引きつらず、編地もふんわりと綺麗になるのでおススメです。
コツ② くさり編みがねじれないように編む。
編みやすい毛糸ならそのままで大丈夫です。
極端に細い糸や、すべって編みにくい毛糸などの時は、くさり編みがあまりねじれないように編みます。
ちょっと難しいですが、針を糸に引っ掛けるのではなく、糸を針に引っ掛けます。
具体的には、糸をかけているほうの手(右利きの方は左手)を動かして、かぎ針に引っ掛けて、針をまっすぐに引き抜きます。
ねじれ具合がちょっとは軽減できるので、1段目もちょっとは編みやすいです✨
この記事が一緒に編み物を楽しめる「力」と「知恵」になれますように!
この方法を知らなかったころ、1段目の編み直しを何回したことか…。
3号かぎ針で、レーシーなお花を編みこんだ華奢なストールの時など、悲しかったっ!
しかも、このストールは途中から間違えて5号針で編んでしまっていたという間違いも致しましたっ!
時間かかったストールでした…。
あのストールから、20年くらい。
学習しました。
くさり編みを数えなくなって、
つかわないほうのかぎ針に輪ゴムを結び付けるようになって、
あの間違いは、もうしません。
この記事が、編み物の「1段目の憂鬱」を減らすお手伝いになればいいなぁ、と思います。
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