このサイトでは、編み物の面倒な作業をできるだけ省略して、オリジナルの素敵なセーターやカーディガンを作り上げる方法を模索しています。
オリジナルでセーターなどを編み上げるには、私はネックから編むかぎ針編みをお勧めしています。
このカテゴリー「編み物算数」では、自分でデザインした作品を失敗なく作る上で頭に入れてしっかり理解しておいたほうがよい、「編み物に必要な数字」をまとめていきます。
これをマスターすれば・・・
模様編みの編み図を早く覚える
↓
模様編みの間違いを減らす
↓
早くきれいに編める
↓
手早く素敵な作品ができる
のに役立ちます!
第2回のテーマは
🎵長(なが)編(あ)み=鎖編(くさりあ)み3目分(さんめぶん)の面積🎵
ということです。
編み物算数①の復習のようですが、
編み物算数③では「細編み≒鎖編み1目」と紹介する予定です。
「=」と「≒」の違いに「そういうことね」と意味が分かる方は飛ばしてくださいね。
長編みを使った編み地では、長編み1目=鎖編み3目の「面積」として扱われることがほとんどです。なので、作り目の鎖編みは他の長編みと同じように土台として必要です。
「土台の鎖編み1目」と「立ち上がりの鎖編み3目」で鎖編みが4目続くので、最初は穴があいた感じになりますが、土台の鎖編みが必要な理由について説明していきます。
まずは、長編みの立ち上がり目について
長編みの立ち上がり目は鎖編み3目です。最初は穴があきますが、長編みの2段目を編むとき、一番上の鎖編みを拾いますので、編み進めると気にならなくなります。これは立ち上がりの鎖編み3目が、長編みの2段目を編むと長編みの「頭」と「足」の役割に分かれるからです。
長編み「頭」と「足」とは、編目記号と実際の編み目ではこんな感じです。
※画像が見えにくくてすみません。
編目記号の頭の部分の横棒は、実際には鎖編みのような見た目をしており、この鎖編みのような部分は、上の段を編むときにかぎ針をひっかけて拾う部分です。
このことから、
ということがわかります。
この基本がしっかり理解できれば、長編みと鎖編みでできている模様はすぐに頭に入ります。
下↓の編地は「方眼編み」と呼ばれる模様編みです。
編目記号で表すと下↓のようになります。
立ち上がりの鎖目の数で、混乱したり間違えたりしそうですが、鎖編みの役割を考えるとすぐに理解できます。
下↓の編地も「方眼編み」によく組み込まれる模様です。
立ち上がり3目が「頭」と「足」の役割になってるのがわかりやすいですね。
ちょっとしたコツですが、方眼編みの鎖編みが8目続く場所は、角が丸くなりがちです。
これは、作り目の鎖編みと立ち上がりの足部分を細編みでつなぐと丸くなるのを防げます。
実際には半目ずれたり、編地模様によって変わってきますが、基本の考え方として、頭にいれてくださいね♪
一番下にPDFを付けていますので、ご自由にプリントアウトして使ってください。
(このサイトのURLは消さないでくださいね。)
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